看護を生業とするには、最短でも義務教育を終えた後、5年間の学習をし、国家試験をパスして看護師となる必要がある。
一般的には、高校を卒業して専門学校か大学に進学して3〜4年間の専門的な学習をすると国家試験の受験資格が得られる。
国家試験の合格率は9割程度だが、易しくはない。
こうして看護師として職に就くわけだが、職責と報酬の面では一考を要する。
初任給や年収を見ると同世代の女性と比較して決して少なくはない。
その理由には、以下の点が考えられる。
まず、夜勤があり家族との生活や体力面での負担は大きい。
さらに、患者の命を預かるという重圧や、感染などから自身の身を守るという心身のリスクが大きい。
労働条件や責任の重さを考えると多いとは言えない。
離職者が多いことも事実で、夜勤のために子育てに支障があるからとか、夜勤をするには体力面でつらいからといった理由で仕事を継続しにくい状況にある。
労働環境が良くないために離職しているのである。
看護の仕事が「きつい、危険」などといわれる所以である。
その結果、看護資格を有する方は決して少なくないのに慢性的な看護師不足になっているのだと推測できる。
一方、パートタイムの仕事として看護師を募集している広告をみるとかなり条件がいいように思う。
再就職を希望した場合も、かなり恵まれていると言える。
これらのことを鑑みると、潜在的な看護師候補は沢山いるのに資格を活用する人が多くないということである。
何が原因か、どうすれば解決するか、など見直すことが求められていると考えられます。